活動BLOG - 干潟保全活動

江奈湾干潟 メンバーによるモニタリング実施(2026年6月〜8月)

江奈湾干潟 メンバーによるモニタリング実施(2026年6月〜8月)

今年度(2026年度)は土日の潮回りが良くないため、一般向けの観察会の開催が難しく、代わりに月に1度、平日を利用して、参加可能な海辺調査委員のみでモニタリング調査を実施することにしました。
この調査の主な目的は、希少種の動向を確認することと干潟全体の異変等を把握することです。
また、WEB図鑑に写真のない種の撮影なども行いました。

調査日は、6月16日(火)、7月14日(火)、8月12日(水)の3回で、6月は主に東干潟を中心に、7月と8月は西干潟を中心に調査し、残念な調査結果もありましたが、驚きの発見もありましたので報告します。


オサガニ類が減少


これまで江奈湾で容易に観察できていたRD種のヤマトオサガニとヒメヤマトオサガニですが、最近はほとんど姿が見られなくなっています。今回の3回のモニタリングでも生息状況を確認するため探しましたが、残念ながら1個体も確認することができませんでした。

江奈湾には、この2種のほかに希少な「オサガニ」も生息しています。
今後もオサガニ類3種の生息状況に注目し、継続して確認していきます。


ヤマトオサガニ(2019年撮影)


ヒメヤマトオサガニ(2018年撮影)


オサガニ(2016年撮影)


アマモの消失


今年度は「コアマモ」がかなり繁茂している一方、「アマモ」が見られないため、8月に藻場を調べたところ、水深60cm以浅のアマモが消失していることがわかりました。
深場のアマモについては、水中の透明度が非常に悪かったため、確認することができませんでした。


繁茂しているコアマモ(2026年8月)


アマモ(2016年撮影)


東京湾で絶滅したとされる「イボウミニナ」発見!


7月の西干潟のモニタリング調査では、東京湾や相模湾では絶滅したとされている希少種「イボウミニナ」を初めて確認しました。殻長42mmの成貝です。

かつては東京湾で普通に見られる種だったようですが、干潟の減少や水質悪化等の影響で、全国的にもその個体数は著しく減少しており、環境省とベントス学会でも絶滅危惧II類(VU)に指定されています。

今回の「イボウミニナ」の発見は、2023年7月の「ヘナタリ(準絶滅危惧種:NT)」発見に次ぐ快挙で、今後、江奈湾周辺での定着が期待されます。





OWSでは、これからも貴重な江奈湾干潟を見守っていきます。


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