第1回 「海のセミナー2002」~この海を未来に~今わたしたちにできること~
- 海のセミナー
モイヤー先生、長谷川博先生(東邦大学教授・顧問)、高砂淳二氏(自然写真家・理事)のそれぞれの講演と三者によるパネルディスカッションで構成され、「この海を未来に~今、私たちにできること」という遠大なテーマに迫ります。
モイヤー先生、長谷川博先生(東邦大学教授・顧問)、高砂淳二氏(自然写真家・理事)のそれぞれの講演と三者によるパネルディスカッションで構成され、「この海を未来に~今、私たちにできること」という遠大なテーマに迫ります。
ミッドウェイ環礁イースタン島では、セグロアジサシの産卵が始まった。ギャーギャーというけたたましい泣声をあげながら、島上空を群れ飛ぶ様は、まるで蚊柱をおもわせる。 イースタン島と隣のスピット島に、約50,000つがいの大コロニーを形成するこの鳥は、3月後半から飛来し、5月~6月にかけて1卵を生み、巣立ちが終了...
「雑草除去」とは、一言でいうと、島の環境にとって有害な外来植物を処分する作業のことです。 どうして有害な植物がこの島に入って来たのでしょうか? もともと無人島だったミッドウェイに人が住むようになったのは1903年のこと。高い木があまりない南海の孤島では、風除け、日除けの為に、すぐに育つ植物が必要だった...
自然保護区として注目を集めているミッドウェイ環礁は、「太平洋ゴミ集積ベルト」(北緯20度から40度の中緯度で太平洋をほぼ横断する幅数千キロメートル前後の帯)の真っ只中にあり、海流や風の関係で日本やアジア各地からおびただしい量のさまざまなゴミが漂着します。 環礁にすむ希少な野生生物にとって、とりわけ深刻...
ミッドウェイでは、1月21日、今世紀最初のコアホウドリ(Laysan Albatross ミズナギドリ目アホウドリ科)が生まれました。昨年は、1月18日でしたが今年は少し遅れたようです。 コアホウドリは、日本の伊豆諸島鳥島で繁殖しているアホウドリ(Short-tail Albatross)よりは、ひとまわり小さく、翼を開いた時の長さが2...