■太田川河口干潟調査 終了(2025年度)
7月12日、初めての太田川河口干潟のベントス調査を終了しました。
今回の調査地、太田川河口はゆかし潟から5キロほど離れた場所にあり、昨年のゆかし潟調査の際、ご協力いただいている南紀高校の田原敬治先生から調査をご提案いただき、下見の結果、今回の調査に至ったものです。
前日11日のゆかし潟調査は曇り時々豪雨というあいにくの天気でしたが、太田川調査は好天に恵まれ、地元中学の角友子先生、東邦光先生も参加いただき、9名での調査となりました。また、調査の様子なども田原先生によってドローン撮影されました。
今回の調査地は、太田川の河口の左岸に広がるヨシハラとハマボウ群落周辺の干潟と干潮時に干出する小規模の中州です。調査の結果、貝類や環形動物などの多様性が限られている一方、ゆかし潟とは異なる甲殻類の希少種も見つかり、貴重な干潟であることがわかりました。
今後も注視していきたい干潟でした。

調査前の打ち合わせ
今回の太田川河口調査には、地元那智勝浦町下里の江崎光洋区長に大変お世話になりました。また、角 友子先生(色川中学校)、東邦光先生(新宮中学校)そして、田原敬治先生(南紀高校)に参加・協力をいただき、無事調査を終えることができました。ありがとうございました。参加者の皆様、大変お疲れ様でした。