活動BLOG - サンゴ調査&魚類調査

沖ノ島・坂田調査終了(2025年度)

沖ノ島・坂田調査終了(2025年度)

10月28日~29日、千葉県館山市の沖ノ島、坂田調査を終了しました。
昨年は度重なる強風と高波で延期を繰り返し、年を越した1月末の5回目のチャレンジの末、ようやく終了しましたが、今回は、何とか当初予定で完了することができました。


館山・沖ノ島調査


沖ノ島調査は、いつもお茶の水女子大学・湾岸生物教育研究所の協力により、大学の調査船を出していただいて実施していますが、今回はボートの船底補修のため、初めてのビーチエントリーによる実施となりました。


沖ノ島の北海岸からのビーチエントリー


水中の透明度は外から見るより濁度が高く、あまりよくありませんでした。サンゴ群集は、ごく一部に白化斃死群体はありましたが、概ね順調に成長していました。


透明度はチョット、の中での調査


斃死群体


エンタクミドリイシとキクメイシ類


エキジット後はタンク背負って、、、


各調査区周辺ではエンタクミドリイシ類の新規着生が多く見られ、成長速度も速い印象でした。また、今年は水温が高く、魚類調査では、多くの魚種を確認しました。

今年も湾岸生物教育研究所の皆さんに大変お世話になり、お陰様で調査を無事完了できました。
ありがとうございました!


館山・坂田調査


今回の坂田調査は、北東の風が強く出港が危ぶまれましたが、シークロップさんの調整で何とか実施に至りました。

各調査区のサンゴ群集は、概ね変わりなく順調に成長していました。昨年復活したニホンアワサンゴ類も確認できました。


調査の様子


2009年から観察しいるエンタクミドリイシ。貫禄です!


昨年確認したアワサンゴの仲間は今年も


しっかり観察されました!


海面は強風でしたが、水中は水温が高く流れもありませんでしたので、予定通りの調査を完了することができました。
今回もきびしいコンディションの中、対応いただいたシークロップさんに感謝です。
ありがとうございました!


 


昨年は坂田調査中にイルカの親子に遭遇し、その写真は会報エブオブの表紙を飾りました。
今年は調査の終わりにカゴカキダイの大群に見送られましたので、短い動画で臨場感をお楽しみください!



関連ページ