■佐渡探索調査 終了(2025)
2025年4月20日~21日、新潟県佐渡でのサンゴ探索調査を終了しました。この調査は、東京大学の山野博哉教授との連携調査で、昨年10月に実施した山形県鶴岡市での探索調査同様、日本海側の北限分布域の現状を調べようというものです。
今回の調査は、佐渡島の南端に近い琴浦の小木ダイビングセンター(代表:高嶋廣光氏)の協力で、琴浦地区のキクメイシモドキ群体の分布状況を確認することにありました。調査は山野教授とOWSチーム5名に加えて、小木ダイビングセンターの高嶋さん父子が加わっていただき、2日間に渡って実施しました。
初日の20日は、水温10度、あいにくの小雨というなかなか厳しいコンディションの中での調査となりましたが、予想以上のサイズに成長したキクメイシモドキを複数確認することができました。(詳細は解析中)
翌21日は、天候に恵まれ、周辺海域での分布状況を確認するため、長距離に渡る水中探索を行いましたが、想定通りではありましたが繁茂する海藻で視界が遮られ、限られた範囲での調査となりました。それでも2群体を確認することができました。
2年越しの調査計画が無事終了しました。小木ダイビングセンターの皆さま、大変お世話になりました。
そして、参加者の皆さんたいへんお疲れ様でした。