国際サンゴ礁年特別企画国際サンゴ礁年特別企画 国立環境研究所・OWS共催

 @お茶の水ワテラスコモンホール

講演:野村 恵一 (串本海中公園センター 水族館前館長)中地 シュウ (黒潮生物研究所所長)山野 博哉 (国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター長)長谷川 博 (東邦大学名誉教授・OWS会長)高砂 淳二 (自然写真家・OWS副代表理事)

私たち人間が引き起こしてきたさまざまな環境変化や攪乱は、海とそこに棲む多様な生き物を変化させ、時には壊滅的なダメージを与え続けています。こうした現状に私たちは今、何ができるでしょうか?

このセミナーでは、第一部で温帯域に棲むサンゴの変遷と未来に向けた保全について、第二部では海が育む多様な生命に目を向け、その声を聴くにはどのような視点を持つべきかについて各講演者の皆様から話題提供いただき、私たちができることについて考える機会にしたいと思います。

セミナー終了後は、同フロアの店舗にて「懇親会&OWS創立20周年記念パーティー」を開催。

第一部:温帯域のサンゴ群集とその保全


1. 「紀伊半島の特異な海洋生物の変動 〜40年近くの観察で地球温暖化は検証できたか〜」
野村 恵一氏の講演

2.「四国のサンゴ群集とその保全について」
中地 シュウ氏の講演

3. 環境変化の最前線、北限のサンゴ
山野 博哉氏の講演


第二部:海と生きものの声を聴く


4.「苦境に立つ海鳥類」
長谷川 博氏の講演

5.「海と人の関わり」
高砂 淳二氏の講演


 


実施要項


海のセミナー(事前申込制)
●時間:14:00〜18:15(開場:13:30)
●参加費:無料 ●定員100名
●共催:国立研究開発法人 国立環境研究所/NPO法人OWS
●協賛:オリンパス株式会社
 



懇親会&OWS創立20周年記念パーティー(事前申込制)
●時間:18:30~21:30
●参加費:大人:4,500円 高校生以下:3,000円
●定員:65名


講演者・プロフィール

野村 恵一

野村 恵一(串本海中公園センター 水族館前館長)

元串本海中公園センター水族館館長。フリッパーとカリプソに憧れ水族館屋に。
2018年に定年退職し悠々自適の研究生活へ。専門は海洋生物学、特にテッポウエビとサンゴの分類。



中地 シュウ

中地 シュウ(黒潮生物研究所所長)

1975年生まれ 高知県在住。公益財団法人黒潮生物研究所専務理事・研究所長。
2001年高知県に開所した黒潮生物研究所を活動拠点として、黒潮流域における沿岸生態系の特性把握に向けた基礎調査やサンゴおよびサンゴ食害生物、棘皮動物など海産無脊椎動物の生理・生態研究などを行う。また、調査研究で得た情報や資料を広く活用し、四国太平洋岸地域の沿岸域生態系保全や生物多様性保全のための地域活動や普及啓発活動にも幅広く取り組んでいる。



山野 博哉

山野 博哉(国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター長)

1970年兵庫県生まれ。東京大学大学院理学系研究科地理学専攻修了、博士(理学)。
1999年より国立環境研究所に勤務。環境の変化に対するサンゴ礁の応答に関する研究を行っている。フィールドは、太平洋の島々と沖縄から本州にかけての沿岸域。
長崎県壱岐で世界最北のサンゴ礁を確認してから北限のサンゴの魅力にとりつかれ、モニタリングや将来予測を進めるかたわら各地でサンゴとサンゴ礁の探索を行っている。



長谷川 博

長谷川 博(東邦大学名誉教授・OWS会長)

OWS会長、東邦大学名誉教授。1976年から絶滅が危惧される大型海鳥オキノタユウ(アホウドリ)の繁殖状況の調査と保護研究を続けてきた。また、海鳥類の生息状況にも関心を抱き、世界各地で行なわれている保護の取り組みに注目してきた。



高砂 淳二

高砂 淳二(自然写真家・OWS副代表理事)

OWS副代表理事、自然写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て1989年に独立。世界中の国々を訪れ、海の中から生き物、虹、風景、星空まで、地球全体をフィールドに撮影活動を続けている。
最新作「Light on Life」をはじめ、「Dear Earth」「night rainbow」など著書多数。自然の大切さ、自然と人間の関係性、人間の役割などを、トークショーやメディアを通して幅広く伝え続けている。



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