活動BLOG - 海のトークセッション

第41回トークセッション終了

第41回トークセッション終了

4月10日、国際サンゴ礁年2008特別企画、第41回OWS海のトークセッションが、終了しました。
「サンゴ礁の草原の生き物の多様性とジュゴン研究」というタイトルで、ゲストスピーカーに海の生き物を守る会代表の向井宏さんをお迎え、今回も満員御礼で事前に申込みを締め切る盛況振りでした。

イベント委員会の岩崎千佳さんから、当日の感想を交えて報告します。


向井宏さん

お話の中で特に興味深かったのは、世界の海での藻場の分布です。
海草はかなり広範囲に生育していることを初めて知りましたが、海草が生えていることを聞くと、遥か遠くの海も身近に感じられる気がしました。
また、向井先生が沖縄、タイ、フィリピンでジュゴンの調査をされた体験談も楽しく、時間があればもっとお聞きしたかったです。

砂浜海岸生物調査の説明中サンゴ礁とは、サンゴだけではなく、マングローブ林~草原(藻場)~サンゴ礁の沿岸生態系全体を指すとのことで、「サンゴ礁の生態系が壊れて危機的な状況にあります。それは、人間が陸と海のつながりを分断してしまっているからです。」と、先生は海辺の生物の保全活動を進められています。

長い海岸線を持つ日本では、多くのヒトが山と海の間にある平野で暮らしているので、もっと陸と海とのつながりを感じながら暮らせたらと思います。そして、ウミヒルモをむしゃむしゃと食べるジュゴンが暮らす海を残せるよう考えていきたいです。



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