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OWS事務局より
海洋ゴミ問題

川や海で不法に投棄されたゴミ、災害で海に流出したゴミ、期せずしてゴミとなった海辺の構造物や漁具、工場から排出される化学物質や重金属、タンカーから漏れ出した重油、いずれの場合でも、ゴミは海流に乗って沿岸諸国に深刻な被害をもたらします。また、私たち人間の知らないところで野生生物が多くの被害を被っています。海洋でのゴミ問題はもはや地球規模で対策を打つべき大問題です。OWSでは、会報誌「エブオブ」等で、その分野の研究者のご協力で特集記事を組んできました。 ここでその一部をご紹介します。

 
 太平洋にゴミ集積ベルトが
(東海大学海洋学部・久保田雅久教授らのグループ調べ)
北太平洋に棄てられたゴミは、わずか数ヶ月で表層の海流により中緯度海域に集まり、巨大な「ゴミ集積ベルト」を出現させるという。 北緯20度から40度の中緯度帯に寄せ集められ、北太平洋をほぼ横断する幅数千キロ前後の帯。特に集中したのはハワイ北東海域とのことですが、希少野生生物の生息地である自然保護区ミッドウェイ環礁や北西ハワイ諸島もベルトの中にあります。
 
ミッドウェイ環礁の無人島、スピット島。人が入らずほうっておくと北西ハワイ諸島などではこのようにゴミの島になる。
 
 
 深刻!沈んだ漁網やかごによる「幽霊漁業」〜ゴーストフィッシング
 
何らかの理由でゴミとなり、水中に放置された漁のための道具(漁網やかご)は、ゴミとなっても漁獲機能を残しているため、魚やエビ、タコなどが、その中に入り込み、損傷・死亡するケースが多いそうです。タコに至っては水揚げ量に匹敵する規模の犠牲が推定される場合があるといい、この問題は世界的にも取り上げられています。

OWSではこの問題について、会報誌「エブオブ」で特集を組み、鹿児島大学水産学部・松岡達郎教授らの調査報告より抜粋掲載させていただきました。
 

2000年4月24日の朝日新聞に掲載された記事
 
 
逸失漁具による水中生物の損傷や死亡(写真:鹿児島大学・松岡達郎教授)
 
 
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