環境学習プログラム 「干潟自然観察会」(モニタリング)


干潟保全の普及啓発を図るため、市民や学校児童などを対象とした干潟の自然観察会を実施しています。

観察会を通じて初めて干潟に足を踏み入れる人も多く、そこで知った干潟の環境や生き物の多様性に一様に驚き、興味を膨らませる人がたくさんいます。そして、観察会をきっかけに、ごみ回収活動や干潟生物調査活動に参加するという、良い循環が生まれています。
さらに、こうした方の中から干潟観察や保全に一定の知識やスキルをもったリーダーを育成するため、リーダー研修会も実施しています。

一方、干潟の自然に親しんだり、観察を楽しんだりする人の増加を図ることは、箱庭のように狭い干潟にとって、オーバーユースを招く場合もあります。
今後、観察のためのガイドラインを定め、干潟保全の健全な視点を広く地域社会に浸透させるとともに、干潟訪問者に協力を呼びかけるなどの対策を実施する必要があります。