丸の内さえずり館にて開催

中央に、国内有数の活火山桜島を浮かべた錦江湾。
大昔の火山活動によって造られた錦江湾は、閉鎖的な内湾でありながら、そのうちに「深海」とも呼べる深みを秘めた個性的な湾。
南を流れる黒潮の恵みも受け、人口60万人を数える鹿児島市の目の前にもたくさんの生物が豊かな生態系を作り出している。
あまり知られていない錦江湾の生きものたちの暮らしや、水温の変化やオニヒトデの発生など近年起こっている様々な問題をご紹介したい。

リポート


錦江湾の生き物たちについてご紹介いただきました


ゲストスピーカー・プロフィール

出羽 慎一

でわ しんいち
出羽 慎一(ダイビングサービス海案内オーナー)

1969年大阪府生まれ。
南の海に憧れて鹿児島へ。鹿児島大学大学院水産学研究科修士課程修了。魚類の行動生態学を専攻。1996年から3年半、(財)鹿児島市水族館公社展示課職員として、かごしま水族館オープンに携わる。
2000年「ダイビングサービス海案内」を設立。鹿児島県内の海を中心に、川、池、湖などの水中ガイド、生物の撮影、調査などの仕事に従事。年間約250日鹿児島の水中に潜る。日本魚類学会・日本水産学会・ガイド会会員。