パラオ・アンガウル州立自然公園 パラオ・アンガウル州立自然公園
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特定非営利活動法人OWS
アンガウルの自然 ビーチ アンガウル島
 
アンガウル自然公園の展望
 
 

アンガウル島空撮NPO法人OWSと州政府、島民による手作りの自然公園づくりを推進しました

2001年、NPO法人OWS日本事務局は、アンガウル島の自然を護りながら自然資源を活用した地域の活性化策として、「アンガウル州立自然公園化計画」を州政府に提案しました。

この計画では、アンガウル島全体を州立自然公園に指定し、OWSが募集するボランティアスタッフと島民の協力により手作りの自然公園作りを行おうというものです。約2年の準備期間を経て、2003年2月より、現地での施設の整備・改修工事や展示資料収集などを開始。ボランティアの方々のご協力により、2003年9月には、ビジターセンターの内装工事が完成し、一部展示物の設置も終了しました。


 
構想の概要

追加公園施設の整備
観察路と観察小屋の設置、樹上観察台の設置を予定しています。

環境保全ルールの整備・周知
環境保全と自然観察のためのルールを周知徹底し、野生生物の保護対策やゴミ問題など、環境保全システムの改善を図りながら環境教育のモデル地域としての確立を図ります。

エコツーリズムの推進
エコツーリストの受け入れを促進し、地域の収入増を図るとともに雇用を促進させます。

歴史・文化資料の収集・保存管理体制の確立
ドイツ・日本・アメリカなど過去の統治国に散逸しているアンガウルの歴史・文化資料を収集し、次世代に継承するための保存管理体制を確立します。

ビジターセンター展示物の拡充
展示コーナーには、島の歴史・文化資料のほかに自然と動植物などの解説パネルや標本など展示していますが、更にその拡充を図ります。
ビジターセンター

環境のモニタリングの推進
OWSのネイチャーガイド、研究員による環境モニタリングのほか、来島者や島民の協力も募り、公園内の「環境モニタリング」を実施します。島内で気づいた自然環境の変化や野生生物に関する情報を集約し管理します。
環境モニタリング

ガイドブックの制作・配布
自然公園のガイドブックを作成し、アンガウル島の自然や動植物、歴史や文化を紹介します。また、動植物の保護や環境保全ルール(ガイドライン)を明示して遵守を呼びかけるとともに、公園内の自然観察のためのイラストマップや注意事項など各種インフォメーションを行います。

動植物の調査・研究の推進
島の動植物の調査を行い、島の自然史を解き明かします。また、ツカツクリなど希少種の保護策の提言、ビジターセンターの自然解説展示、自然公園ガイドブックなどに活用するとともに島の環境保全のルール作りに役立てます。

ネイチャーガイドの配置・育成
エコツーリスト受入のため、OWSのネイチャーガイド(公園職員兼任)を配置し、来島者に様々なネイチャーツアーを提供します。ネイチャーガイドは、自然観察指導のほかに野生生物のフィールド調査や特定野生生物の保護対策の立案、パラオ人ネイチャーガイドの育成を行います。

 

こうした構想の実現により、地域の環境保全と環境教育のモデル地域として運営していこうという計画でした。

 
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