◆活動2: 干潟生物調査
干潟生物調査
干潟に棲む生き物の多くは、地中に巣穴があったり、泥に潜っていたりするため、一見しただけではどんな生き物が棲んでいるか、伺い知ることができません。また、調査は、季節や潮の干満を考慮する必要があり、調査方法や生き物の同定についても専門研究者の協力が欠かせません。
このプロジェクトでは毎年5月〜6月の大潮の日に協力研究者を交えた「干潟生物市民調査」を実施しています。
市民調査の調査手法により、調査が初めての方でも参加することができます。毎年同時期に実施しますので、経年的な変化を把握でき、また、全国の他の干潟の調査データとの比較が可能となります。
調査で得られた情報は、年間を通して行う干潟の自然観察会(モニタリング)や任意調査により季節ごとの変化や動向などを調べる重要な基礎データとして活用されるほか、連携する研究者や研究機関、学校、行政などにデータ提供し、今後の保全対策に活用します。